M.S.Subbulakshmi 「Live at Carnegie Hall ,U.S.A」 Sold out
M.S.Subbulakshmi
「Live at Carnegie Hall ,U.S.A」 Sold out
2CDs ¥3,600
南インドのみならず、インドを代表する歌姫M.S. スブラクシュミ。
「人間国宝」でもあった彼女の2004年の死はインドの新聞でも「カルナータカ音楽の一時代の終焉」として報じられた。没後なお人気のあるスッブラクシュミの、1977年のニューヨーク、カーネギー・ホールでの二枚組ライブ。
ボーカル・サポートは、愛娘ラーダ・ヴィシュワナタン。まさに影のようにスブラクシュミの声に寄り添いながら、時にオクターブ上の声を重ね美しい声の糸をつむぐ。
ムリダンガム奏者は現在でも現役で活躍する、グルヴァユール・ドライ。派手さはないが、歌心あふれるムリダンガムプレイで常に主奏者をたてる彼のスタイルは印象的。この録音以降、30年が過ぎた現在でもベテラン・若手問わず主奏者は気持ちよさそうに歌い、演奏しているのはとても喜ばしい。
<Disc1> トラック3「Sobillu Saptaswara」は、ティヤーガラージャの名曲。
このサイトでもヴィーナーによる音源もあるので、同じ曲をボーカルと器楽で聴き較べてみるのもおもしろい。
トラック4はこのディスクで一番の聴き所。トラック7は、アバングと呼ばれるマラータ地方(今のマハーラーシュトラ州のあたり)の美しい佳曲。
<Disc2> トラック2はこのDisc2での一番の聴き所。暖かく穏やかなラーガ「カンボージ」による美しいアーラーパナ。最後にはムリダンガムソロ。
続くトラック4での熱唱ぶりも素晴らしい。トラック5以降は、バジャンなどの小曲が続くがどれも美しい。伸びやかに気持ちよく響く歌声。
スブラクシュミ音源の決定版。カルナータカ音楽への絶好の手引きとも言えるお勧め作品。
<演奏者>
Vocal:M.S.Subbulakshmi
Support Vocal:Radha Viswanathan
Violin:K.S.Alagiriswami
Mridangam:Guruvayur Dorai
<曲目> 曲名-Raga-Tala-作曲者
Disc1
- Sri Maha Ganapati-Gowla Tala-Misra Chapu-Muthuswami Dikshitar
- Vandeham-Hamsadhwani-Khanda Chapu-Annamacharya
- Sobillu Saptaswara-Jagaanmohini-Rupakam-Thyagaraja
- Rama Rama Gunaseema-Simhendramadhyamam-Adi-Swati Tirunal
- Narayana-Suddha Dhanyasi-Kanda Chapu-Purandaradasa
- Devi Brova-Chintamani-Adi-Syama Sastry
- Bhare Panduranga (Abhang)-Saint Tukaram
Disc2
- Murufa Muruga-Saveri-Misra Chapu-Periasami Tooran
- O Ranga Sayee-Kambhoji-Adi-Thyagaraja
- Ikanaina-Pushpalatika-Adi-Thirupathi Narayanaswami
- Hey Govinda (bhajan)-Surdas
- Petra Thai Thanai (Viruttam)-Ramagalika-Ramalingaswami
- Hey Govinda-Indira Devi
- Kandu Kandu (Gnanappana)-Poonthanam
- Maitreem Bhajata-Ragamalika-Adi